盗撮や隠し撮りをするときに便利なスパイカメラ(小型カメラ・隠しカメラ)を調べて一覧化し、形状や特徴ごとに分類。
それぞれ実際にどのようなカメラの使い方ができるのか、どのような場所・用途におすすめできるのかコメントを添えました。
カメラは非常に種類が多いので、まずは説明しやすいようにカメラの種類を分類したら次のようになりました。
分類 | 特徴 |
---|---|
超小型 | カメラ本体を隠すことができる。 |
擬態型 (設置式) | 本体は隠さないが、カメラだとわからない。 据え置きタイプの物に擬態する。 |
擬態型 (ポータブル式) | 本体は隠さないが、カメラだとわからない。 持ち運びできるものに擬態する。 |
機能拡張型 | 見た目上の隠しカメラではなく、 カメラやレンズの機能により隠し撮りを 可能とするもの。 |
利用環境や目的の被写体によって最適なものを選ぶ参考にどうぞ。
超小型カメラ
隠しカメラと言われて思いつくのがまさに超小型カメラ。
サイズや形状を工夫することで、カメラ本体やレンズそのものの存在を秘匿するような使い方ができます。
置物の影や隙間に設置することでカメラを隠せるので、隠し場所がある環境で最適です。
しかし、いくら小型と言っても3〜4cmくらいの大きさはあるので、隠す場所がない環境に設置するとすぐに異物として認識できます。
また、万が一本体が見つかって近くで観察されると、それがカメラであることがわかってしまうようなものです。
あくまでも隠す前提の使い方が向いています。
設置式超小型カメラ
超小型カメラ(立方体型)
小型カメラの中でも四角い、立方体型のもの。
形状的に特別な設置方法はなく自立するので、そのまま好きなところに置いておけるので手軽。
物の影に置いたり、ある程度散らかった場所に紛れ込ませることでカメラを隠せる。
超小型カメラ(丸型)
壁面などに貼り付けたい場合は丸形のカメラを使う。
カメラを置く場所がなかったり、撮影アングル調整のために位置を調整したいならこちら。
基盤ユニット型カメラ
基板ユニット型と呼ばれるもの。
レンズと本体(バッテリーやメモリなど)がテープ状の配線でつながっていて、レンズ部分だけ見ると非常に小型。
ようは「カメラの中身が売っている」と思えばよい。
好きなガワや箱の中にこのユニットを組みこめば好きな形状のカメラがつくれる。
クリップ型カメラ
小型カメラ本体にクリップがついた形。
ボディサイズが小さいので持ち運びは当然、衣類のポケットやカバンなどに取り付けることもできる。
擬態型カメラ
本体が見られてもそれがカメラだと気づかれないように、身の回りにある物に擬態・カモフラージュしているタイプ。
- パッと見カメラだとわからないことがメリット
- カメラを隠せない環境でも使える
- 隠し場所を考慮しなくて良いぶん設置場所の自由度が高い
- 気づかれにくいだけで、もし怪しまれて調べられたらバレる
用途や使用環境に応じて適切な擬態ものを選びたい。
設置式
室内に据え置き状態で設置しておくタイプ。自室などカメラ本体の設置と回収が可能な場所であれば利用可能。
目的の被写体(例えばペットなど)が映り込む場所に置いておけば自動的に撮影できる。
被写体の動きや状況に応じて、リアルタイムで撮影アングルの調整したい場合は不向き。
置時計・掛け時計型
時計はそもそもが人の目につく場所に設置するアイテムなので室内のどこにあっても不自然にはならない。
ベッドの枕元にあってもいいし、撮影アングル確保のために棚の上に置くなど、いくらでも自由に設置できる。
自宅など小物を置く権利が自分にある環境で使うならかなり有力。家に人を招くときなんかにベスト。
たまに60分とか90分くらい女性が家に遊びにくるときあるじゃん?
ACアダプター型
いわゆるスマホの充電器のアダプター部分に擬態。
ACアダプターならいつどんな場所にあっても不自然ではない。例えば、自宅以外の場所に設置しておいても誰も気にとめないのでメリット。
最悪数日間くらいそのまま放置してても大丈夫だったりしそう。ACアダプターだけパクっていくような人も日本だといない。
デメリットは設置場所とアングルがコンセントの場所に限定されてしまうこと。コンセントは比較的に低い場所にあったり、壁と垂直なアングルになってしまうので、狙った撮影角度を作るのが難しい。
自由度をもたせようとしたら延長ケーブルなどを利用する手もあるが、さすがに自宅でないとできない。
たまたまいい場所・いい位置にコンセントの穴を見つけた場合はこれ。
フック・ハンガー型
両面テープで壁に後付するフックがあると思いますがアレに擬態。
衣類ハンガー型はちょっと使い勝手が悪そうなので、たまたま使えそうな環境だったときのみ。更衣室とか?
フック型であればそれこそ好きな位置に取り付けできるので、どんな場所・アングルでも撮影可能。
フックの場所が若干不自然になりそうな場合は、そのフックに芳香剤なり防虫剤なりをぶら下げておけば「そのためにフックつけたんだな」としか思われません。もちろん絵とか写真とかぶら下げてもいい。
フック自体がそこにあっても自然な物であり、そのフックを利用することで更に疑いの目を反らすことができる。
トイレの中にも荷物ぶら下げる用にフックが後付けされてたりしますよねー。
電球・火災報知器型
火災報知器型のメリットはまずバレないこと。そもそも天井にある火災報知器をじっくり近くで見ることはなく、また手で触れることも絶対にない。一度設置できたら、実際に火災が起こったり設備の点検でも入らないかぎりはバレない。
そして、上からのアングルで撮影できる。高い位置から広範囲を見下ろすアングルなので、それこそ本来の監視カメラっぽい見え方が期待できる。
ラブホのベッドを真上から映しているAVを見たことある人も多いと思います。
デメリットは設置と取り外しに多少の手間がかかること。脚立を使って天井付近で作業することになるので、それができるかどうか次第。
自宅か自分が管理している施設とかなら作業できますね。
ポータブル式
色々あるので更に分類しました。
特定の場所に設置しておくだけでなく、持ち運んで必要なときに撮影ができるポータブル型。
スパイとか興信所・探偵さんなどが使ってそうなやつ。
使用場所や自分の立場や身なりによって最適な擬態が変わる。
カメラを長時間設置しておけない場所や、リアルタイムで自分の手で撮影したい場合に。
ガジェット系
モバイルバッテリーやボイスレコーダー・USBメモリなどのガジェットに擬態。
ガジェット系であればカバンやポケットに入れて持ち歩いていても不自然にならない。
カメラだけでなく実際にガジェットとしても機能するので一石二鳥。
テーブルの上に出しておいても問題ないので、その場でなにか撮影したいものがあったら気づかれずに記録を開始できます。
文具系
ペンや消しゴムに擬態。
消しゴムはあまり使い勝手よくなさそうだけど、一応筆箱の中に忍ばせておける。
ペン型はジャケットの胸ポケットに挿した状態で正面を撮影できるので、普通に歩いているだけで通った道や会った人なんかを撮影できます。
自立はしないので、単体でどこかに設置しておくのは無理。
ペン立てのようなものに入れておくなら固定カメラとしても利用できる。
ウェアラブル系
メガネや腕時計に擬態。
常にカメラを身につけておけるのでシャッターチャンスを逃さない。
特にメガネは目線をそのまま記録できるのが良い。
カメラを搭載している分、通常の眼鏡よりややフレームが太かったり重かったりするので、極太フレームが似合う人におすすめ。
小物系
なんか色んな小物に擬態しているやつ。
タバコ吸う人はライターなんかとても使いやすい。
タバコと一緒に置いておけばまぁわからない。
100円ライターっぽい見た目なので、間違って更衣室やトイレの中に置き忘れてしまいそう。
パクられたり捨てられないようにだけ注意。
機能拡張型カメラ
隠しカメラやスパイカメラと違って、カメラの性能で本来撮影できない場所・シチュエーションでの撮影を可能としているものをこちらに分類しています。
ファイバースコープ・内視鏡カメラ
ケーブル状のカメラ。
正式名称がわかりませんが、ファイバースコープとか内視鏡カメラなどと調べると出てきます。
手が届かないような場所でも隙間からカメラを差し込むことで撮影ができます。
車のボンネットの中やエアコンの内部を検査したりですね。
スマホで映像の確認・記録ができるものが便利。
ここの向こう側をなんとかして見たいなーという隙間をお持ちの方向け。
双眼鏡・単眼鏡カメラ
遠くを拡大して見るための双眼鏡や単眼鏡にビデオカメラ機能がついているもの。
普通のビデオカメラにもズーム機能はついていますが、こちらはズーム機能がメインになっている。
物理的に近寄れない場所の被写体を撮影することができます。例えば、木の上にいる鳥とか。
よく双眼鏡で遠くを見ている人・遠くに見るものがある人であればカメラ機能をつけてしまいましょう。
ドローンカメラ
なんと言っても飛べるドローン。
無線が届く範囲なら飛ばして撮影可能。空撮ならなんでも撮影できる。
ただし、ドローンのモーター音・風切り音もするし、ドローン本体が被写体に近づくことになるので、隠し撮りができるかは状況次第。
例えば、地上にいて2階・3階の様子を伺うなんて状況であればドローンを使うしかない。
スパイカメラがバレるケース
隠し方:設置方法が不自然
小型の隠しカメラや、擬態(カモフラージュ)タイプのカメラがバレるのは隠し方の問題。
- そこにあるべきでないものがある
- 置き方・角度や向き・場所がおかしい
- レンズが見える・光が反射して見える など
カメラを設置する環境や、その場所を利用する人の行動・心理を考え、カメラに対して意識が向かないように設置するべき。センスが問われる。
使い方:撮影方法・挙動が不自然
カメラそのものでなく、カメラを使って撮影する人の行動や挙動がおかしいパターン。
靴カメおじさんが捕まるのは、カメラがバレたのでなく、立ち位置や足の動かし方が挙動不審だから。
そういう視点で人を観察すると案外わかるので注意。
偶然みつかる
たまたま視線に入ってしまったとか、たまたま設置場所を触ることがあって見つかるパターン。
これはどうしようもない。
最悪見つかったときのことを考えて「カメラに指紋を残さない」とか、「データにカメラを設置する自分が写り込まないように」など気をつけるしかない。
隠しカメラ・小型カメラ FAQ
- トイレでのカメラの隠し方は?
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トイレの内装や環境によりますが、おそらく「超小型カメラを隠して設置」か「カモフラージュカメラを使う」かのどちらか。
例1:荷物をかけるための「壁掛けフック型」を使う。
例2:小型カメラ・基盤ユニットカメラを芳香剤の容器の中に仕込んで「芳香剤型カメラを作る」など。 - カメラ付き双眼鏡での録画はバレない?
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撮影する対象からは基本バレない。ただ、普通の双眼鏡(カメラなし)と比べて見た目がゴツく撮影用のモニターもついているので、知っている人が見たら「あれ録画できるやつじゃん」とはわかる。
- アクションカメラで盗撮できる?
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アクションカメラは撮影機能だけで考えたら最高。キレイだし手ブレしないし。
しかし、操作性・機能性を追求したデザインで作られているため、スパイカメラほど小型化されていない。隠したりカモフラージュするアイデアさえあればアクションカメラが一番性能は良い。 - 隠しカメラの見つけ方は?
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※準備中
まとめ:スパイカメラに気をつけよう
もちろん犯罪を助長する目的の記事ではありません。
テレビのドッキリだって隠し撮りだし、ニュースや報道番組のカメラマンも勝手に行き交う人を撮影しています。YoutuberもTiktokerも隠し撮りだらけ。
ペットやお子さんの見守りなんかに使ったり、何かしらの被害者が証拠を抑えて身を守るためにも使えます。
では、よいスパイライフを。
設置・持ち運び どちらにも対応