夜間にウォーキングやランニングをする時の服装についての記事。
普通に夜散歩やジョギングをするのであれば、適当に好きな服装で行えば問題ない。
しかし、住宅街の周辺を散歩する場合は「なるべく目立ちたくない」と感じることもあるだろう。
できるだけ人目につかない、かつウォーキング・ランニングに適した装備を考えてみようと思う。
経験を元に、服装の選び方から「これを持っておいたらより捗る」というアイテムの紹介までまとめた。
より快適で安全な夜散歩のために少しでも参考にしていただければ幸いである。
夜散歩・ランニングの服装の選び方
全体的な完成形のイメージを持ってもらうため、服装の選び方から解説。
装備完成形の基本イメージ
我ながら完璧に近い画像を見つけた。
求められる条件を満たした服装を揃えた場合の競技スタイルとしては次のいずれかのイメージになる。
- 一般ランニング
快適に歩いたり走ったりできる - トレイルラン
多少の悪路・未舗装路でも走破できる - パルクール
壁の隙間を通ったり塀を飛び越えたりできる
これらのスポーツができるような服装を考えて、かつダーク系の色で揃えれば基本的に間違いにはならない。
夜散歩の服装に求められる条件一覧
目立たない色
黒・紺・茶色などのダーク系の色を選ぶ。夜に溶け込めるので人の視線を気にせず集中して散歩ができる。たまに、すごく近づいてから僕の存在に気づいてビクッとなる野良猫がいるくらいだ。
目立たないスタイル
色だけでなくスタイルやジャンルでも目立ち方が変わる。つまり、その土地・地域に溶け込めるファッションを選ぶということ。都市迷彩ってやつ。その辺にいてもおかしくない、むしろよくいそうなファッションを選ぶ。
音がでない生地
ウインドブレーカーなどのナイロン素材はシャカシャカ言うし、ハードシェル系のアウターはガサガサする。夜散歩で物音を立てると近所迷惑なので、無駄に騒音を出さない記事の服装を選ぶと良い。
動きやすいこと
夜散歩と言っても、たまに飛び跳ねたりダッシュしたりしたくなることもある。スポーツをしようと思ったらできるような、体の可動域を妨げない服装が最適。
汚れ・傷がついてもいい
夜に歩いていると、間違って狭い隙間に入って壁に擦れたり、木の枝が接触したりするかもしれない。多少汚れたり擦り傷がついても良いと思える服装を選びたい。
怪我防止
体に無駄な傷をつけたり怪我をしたりしないよう、保護力のある装備が良い。可能な限り肌の露出を減らそう。
快適性
快適性も非常に大切。不快感によって体力が削られ、長時間の活動に支障がでるからだ。また、なるべくストレスが無い服装の方が高い集中力を保てる。
服装・アイテム:オールシーズン共通
具体的な服装例を紹介。まずは、オールシーズン共通の基本装備から。
トップス/上着
上着は極端に動きづらいものでなければなんでもいい。
- スウェット
- パーカー
- ジャージ
- ライトジャケット など
強いて言えば、ファスナー付きポケットがあると便利。両手をあけたい時なんかにスマホとかを収納できる。
あと、袖を伸ばして手のひらをガードできるものだと手の保護にも使える。人様の所有物や公共物にベタベタ手汗や指紋をつけるのも申し訳ないので、どこかに手をつくときは袖を使う。
ボトムス/ズボン
動けるものであれば何でもいい。
デニムジーンズは頑丈でいいが、足や股関節の可動域が限定されるのであんまりおすすめできない。できればストレッチ性のあるものを。
あと、ジャージやスウェットみたいなボトムスのほうがチンチンを出し入れしやすい。ランニング中にもよおすこともある。ジーパンだとチンチン出すのが面倒。
シューズ/靴
楽に歩けて、ダッシュできる靴であればOK。自分の足にあった靴を履くとだいぶ違う。
脱げやすい靴は辞めたほうがいい。
バッグ/鞄
散歩をするときは当然リュックやトートバッグみたいな大きいものは持ち運びたくない。ズボンのポケットにモノが入ってると走りにくいし。
しかし、服のポケットだと収納力が不足したりする。特に夏場など薄着で行動するときはポケットがない。
そんなときに便利なのでランニング用のポーチ。小物を持ち運びつつ走れるので便利。
たすきみたいな本当に最小限の設計のものから、ドリンクボトルをさせるものまで色々ある。持ち運びたい荷物量で適切なものを選ぶと良い。
ランニング用のポーチをつけていれば、どこからどうみてもランニングしている人にしか見えない。
また、紐を伸ばせばショルダーバッグのように肩がけすることもできなくないのでなかなか使い勝手が良い。
小物・アクセサリー類
マスク
コ○ナのおかげで運動中にマスクを装着しても違和感がない世の中になった。恥ずかしがり屋さんは顔を見せないようにマスクをしよう。冬場は顔面の防寒にもなる。布マスクとブリーフを間違わないように。
スマホカバー
スマホカバーも黒い方が目立たなくていい。TORRASみたいなカバーはコンパクトで頑丈なのでなかなかおすすめ。
ただ、夜道で黒いスマホを落とすと見つけにくい点だけ注意。
小銭入れ
散歩中にコンビニや自販機で水分補給が必要になる。長丁場の野外行動だと喉乾いて死にそうになるので、小銭は持ち歩いた方が安全。冬は体を温めるためにも必要。
スマホで決済できる環境であれば必ずしも必要はないが、まだタッチ決済できない自販機も少なくない。
上に書いた「ランニングポーチ」に小銭入れが付属していたりするので、それで代用できるならOK。
なるべくジャラジャラ音がしないやつがいい。
ティッシュ
ランニング中に体からなにか液体が出てきたとき用。例えば鼻水とか。
手が汚れたときも「あーどうしよ」ってなるのでポケットにティッシュ入れておいた方がいい。
服装・アイテム:冬
基本装備に加えて冬や寒い時期向けのカスタマイズ。
防寒グローブ
冬は手袋をした方がいい。
歩いてるときはポケット手を突っ込んでおけばいいが、どうしても手を使うシーンがある。外で行動しているうちにどんどん手が冷えて、スマホの操作ができなくなる。
例えば、散歩中に夜景を撮影したくなったりしたとき、スマホのカメラをうまく操作できなかったりしてつらい。
釣り用など、指が使えるグローブだと便利。
防寒インナー
寒さを防ぎたいけど厚着はしたくない。そんな問題の解答として冬用のインナー。
ダウンやコードなどの厚着をしてしまうと機動力が低下してしまう。冬用インナーを着込めば、ライトアウターで十分活動できる。
ヒートテックとかでもいいと思うが、やはりスポーツブランドがだしてるインナーの方が快適。汗をかいてもすぐ乾いて冷えないし、運動するのにも十分な機能を有している。
ホッカイロ
冬場の長時間の野外活動には必須。
主に冷えて動かなくなった手を復活させるために用いるので、貼らないタイプで良い。
カイロを一個ポケットに入れてから出かけよう。
服装・アイテム:夏
基本装備に加えて夏や暑い時期向けのカスタマイズ。
薄いスポーツ用インナー
夏場は基本的に半袖短パンで活動すると思うが、長袖のインナーを着るといろいろメリットがある。
- 肌の保護・怪我防止
- 日焼け防止
- 虫刺され防止
- 汗のベタつきによる不快感の軽減
涼しさを保ちつつ肌の露出を減らし、安全性・快適性を向上させられる。
見た目もがっつりランナーになるので、もし何かあってダッシュしてても「頑張って運動してるなー」としか思われなくなる。
薄手のグローブ
あんまり夏場に手袋はしないが、それでも手のひらを保護したい人向け。たまに、塀を乗り越えたりパルクール的なことしたくなることがあるだろう。
サイクリンググローブなんかは指が出てて涼しいので夏でも使える。
「なんで手袋してるの?」と聞かれたら「公園で懸垂をします」と言えば良い。
虫除け
夏場は虫が超絶ウザい。
耳元でプ〜ン🦟と飛ばれるのも嫌だし、帰宅して何箇所も刺されていることに気づくと萎える。
入念に虫除けスプレーを塗り込んでからランニングに出かけよう。
注意点
不必要な小物は身に着けないこと。
例えば、キャップ。散歩中に落とすリスクがあるし、ウインドウショッピングをするときに窓にコツンと帽子のつばをぶつけたりするので危険。
冬はマフラーとか。当然落とすリスクもあるし、木の枝や金網なんかに引っ掛けたら終わりだ。首元が寒いなら最初からそういうデザインの服を着るが、ネックウォーマーみたいな落としにくいものを選ぶ。
深夜徘徊まとめ
夜は静かだし人目も少ないので落ち着いた気持ちで散歩やランニングができる。
心身の健康に良いのでたまには夜散歩を試してみると良い。
ただ、物騒な世の中なのでもし変な人を見かけたらそっと隠れよう。万が一見つかったらダッシュで逃げてくれ。
それでは良い散歩ライフを。