ゲロまみれで落ちている泥酔女の「寒いからお風呂に入りたい」は信用するな

 これは俺が東京の某繁華街近くに住んでいた時の話。

 繁華街の近くに住んでいるだけあって、しょっちゅう朝まで飲み歩いていた。

 これからする話は、ある夏の日の朝方、たしかだいたい6時か7時くらいに起きた出来事だ。何年も前の話なので、その日は朝まで飲んでいたかどうか正直定かではない。

 というのも、完全に生活リズムが狂った生活を続けていたので、深夜や朝方に普通に近所のコンビニに買い物しに行くことは酒を飲んでなくても当たり前だったからだ。とにかく、朝方の出来事だったことは確かだ。

 いつものようにコンビニから自宅マンションに向かって歩いているときに泥酔女が落ちていたという話。

 ここで「はいはい、そういう設定ね」と読む気持ちはわかるが、ちょっと待って欲しい。

 もちろん、「そんな都合の良い話があるわけがない」のは重々承知している。

 当時の俺の生活は、週に5〜6日は飲み歩いていて、週の半分は朝帰りしていた。更に週に1度くらいの頻度で昼帰りだった。このレベルの高頻度で数年間にわたって繁華街とその周辺をうろついていた。

 そんな俺が「都合よく泥酔女が落ちている状況」に遭遇したのはたったの3回だ。確率として300分の1程度だろうか。パチンコやパチスロの当たりを引く確率くらい。

 で、その300分の1を引いた希少な経験のうちの1回の話をしているので聞いて欲しい。

――

 それでは話を戻す。

 その日、泥酔女がマンションのエントランスに落ちていることを発見した。俺の自宅の斜め前に位置するマンションで、徒歩で30秒程度の距離にある。

 なぜ気が付いたかというと、単純な話で「普段から目を光らせているから」である。

 自覚している性癖を白状すると、いつかレ◯プしてみたいと思っているし、民家覗きも好き。そうでなくとも、エロい女がいたら遠慮なく観察したい。

 ついでに言うと、とある職業の経験から「周囲の状況をしっかり把握し続ける」という、職業病というか癖みたいなものもある。だから常にアンテナビンビンなのである。

 当然、興味を惹かれるものが落ちてたら、見逃さずに発見できる可能性は一般人よりはるかに高い。だから、その日もエントランス内に人が倒れていることを普通に気がつくことができた。

 エントランス内という場所をもう少し詳しく説明しておく。

 マンション内に入るために自動ドアが2枚あるタイプの建物。

 1枚目のドアを通った先に、集合ポストや各階に通じるインターホンや2枚目のドアを開けるための鍵穴が設置されてるタイプ。

――――

1枚目のドアを通る
開錠する
2枚目のドアが開く
その先にエレベーターや階段があり部屋まで行ける

――――

 女は1枚目と2枚目のドアの間、インターホンの前で力尽きていた。

 「キタ!」

 300分の1を引いことを悟った俺は、もうその先に進む以外の選択肢は持ち合わせていない。

 一瞬で周囲を見渡し、人がいないことを確認。時間もまだ早朝なので、すぐに誰かが通りがかる可能性も低い。

 俺は足早にマンションの入り口に近づく。

「うん、ちゃんと女だな」

 遠目から見ても、オッサンと女を見間違えることはないと思うが、一応近寄ってみて確実に女であることを確認して一安心。服装は白系のワンピースだったと記憶している。

 同時におそらく朝帰りのキャバ嬢であることも確信。

 女の見た目、髪型、服装、カバンなどがそれっぽいのもあるが、このエリアはそもそも繁華街で働くキャバ嬢やホストが多く生息している地域だからだ。

 だから、この辺で朝方に泥酔して行き倒れている若い女は、ほぼキャバ嬢で確定だ。キャバ嬢じゃなくとも、風俗やガールズバーなど何かしらの水商売関係である確率が高い。

 まぁ、若くてブスじゃない女なら職業はなんでも良いのだが。

 俺はさっそく1枚目のドアを通り、泥酔女と同じ空間へ侵入する。女に近づきながら、この後のミッションの脳内シミュレートは出来ている。

――――

 女のルックス確認→よほどブスじゃ無ければOK
 女の意識確認→どうせ意識ないだろう
 女の持ち物から部屋番の確認&キーを入手
 部屋まで送って差し上げる
 お礼をいただく

――――

 以上の流れだ。

 彼女に近づきながら、ルックスはほぼ問題ないことを確認。酔っ払って髪とか化粧が崩れているが、まぁその辺によくいるキャバ嬢クラスだ。20代前半〜半ばくらいの普通の女。

 意識の確認を行うため、更に近づき声がけと肩をトントンしようとする。

 そこで俺は気づいた。

 「うわ、ゲロまみれやん……」

 横たわる彼女の足元にゲロが飛び散っている。ちょっとゲボっと出した程度でなく、しっかりした量が吐かれている。ゲロの水溜まり。ゲロ溜まり。

 一瞬躊躇する。
 選択肢は2つだ。

――――

 ①ゲロ女はさすがに無理なので引き返す
 ②千載一遇のチャンスなのでなんとかする

――――

 俺は萎えずに後者を選択。勇者だ。

 (ゲロはまぁ気をつけてやればなんとかなるだろう)

 それより、ゲロを吐くぐらいの潰れ方をしてるイージーな女なんてそうそういない。同じ確率300分の1でもレギュラーでなくビッグボーナスだ。レアモンスターが状態異常の瀕死で出現したようなものだ。

 ここで引いたらチャンスの神様にも失礼だ。

 ということで、女の意識がほぼ無いことを確認し、彼女のカバンを漁る。

 もたもたしてると人が来てしまう。幸い早朝なので周囲に人はいないが、場所が場所だ。エントランスにいたら早起きマンが出てくるか、たった今飲み終わった他の酔っぱらいが帰ってくる可能性もなくはない。

 (それでは失礼して)

 なるべく時間をかけないよう手際よくカバンを物色。

 (財布みっけ)

 財布に入っている身分証から部屋番号を確認する。4階か。

 「よし、ここのマンションで合ってる」

 酔っ払いは自宅で潰れているとは限らないが、ここで合っているようで一安心。

 そして部屋のキーも無事見つける。

 さっそくエントランスにある鍵穴にキーを入れて回す。

 ブイーーン

 オートロックのドアが解錠できることを確認。さて、あとはこの子を無事に部屋まで送り届けるだけの簡単なお仕事だ。

 できれば自分で立って歩いて欲しいので、声をかけて起こしてみる。

 「大丈夫ですかー?」
 「……」

 「もしもーし」
 「……」

 「おっぱい揉むよー」
 「……」

 (体を揺すってみるか)
 ユサユサ……
 「……」

 (駄目だ、完全に死んでる)

 もちろん息はしているし、わずかに反応はする。しかし、まともに受け答えしたり体を動かしたりできる意識レベルではない。

 体を支えながらの移動を想定していたが、これだとそうもいかない。思いっきり抱きかかえるようにするか、背中におぶって運搬することになる。

 となると、大きな問題がある。

 「ゲロつくやん……」

 なんとか嘔吐物の被害を受けないようにと考えていたが、多少服が汚れることは諦めなければならない。

 股間の賢者は経験値が欲しくて煽ってくる。

 俺は意を決して、女を半分持ち上げるようにして立たせる。

なんとか立たせることには成功したが、抱きかかえるような大勢になっている。俺が体を支えるのをやめるとすぐにへたり込んでしまう。手がふさがっていて、床に転がっている女の靴や鞄を同時に持つことができない。

 (どうすっかな……)

 ブイーン

 「あっ」

 自動ドアが閉まりやがった。

女を抱きかかえた状態だと解錠できないので一旦女を床に座らせる。

脳内シミュレーションPart2。

――――

1 鍵を開ける
2 女を持ち上げる
3 ドアが閉まるまえに建物内に侵入する

――――

 これをスムーズに行わないといけない。

 「せーのっ」

 シミュレーション通りスムーズな手際で、とりあえず女をドアの内側まで移動させることができた。そして、自分だけまたエントランスに戻り、女の脱ぎ捨ててあるヒールとカバンを運び入れる。

 ここで女と荷物を同時に持って移動するのは難しいと判断し、荷物は放置したまままず女だけを部屋へ運ぶことにする。

 女の部屋は403だ。女を抱えたまま階段は無理なのでエレベーターに向かう。

 体重の半分を俺が支えてなんとか歩かせている。戦場で負傷兵に肩を貸してなんとか歩かせているあの感じだ。

 (大丈夫だ!生きるんだ!すぐにお注射してやる!)

 幸い誰とも出くわすことなく彼女の部屋の前までたどり着いた。

 ここまでの過程で、通常であれば「女を抱きかかえつつ女の体をまさぐる」などして楽しんでいるところなのだが、今回に限ってはただの全力介護だ。もしくは引っ越し屋の気分。

 脱力した人間を抱えて運ぶのはかなりの重労働であり楽しんでいる余裕はない。しかも、ゲロまみれ女だからエロい匂いもしないのだ。

 とりあえず部屋の玄関をあけて、女を部屋の中に運び入れた。

 期待通り一人暮らしのようで一安心。

 女は玄関先ですぐに倒れ込む。下半身は靴を置く土足部分で、上半身だけ廊下だ。

 その後、俺はいったんエレベーターで1階まで降り、女の荷物を持って部屋まで戻ってきた。

 「疲れた……」

 女は相変わらず玄関で倒れたままだった。ひと仕事終えた俺はほっと一息ついて気がつく。

 「うわ……最悪や」

 俺の服にしっかりゲロが付着している。行き倒れのところを部屋まで安全に運んだあげく、服にゲロをつけられた。

 これはせめてチンチンを慰めてもらわなければ割に合わない。

 もし仮に同居人の女友達がいたらクリーニング代を請求したいところだ。その場合もできれば体で払って欲しい。

 さて、このまま玄関で致すことも考えたが非常に狭い。それに、万が一外に音が漏れて騒ぎになっても嫌なので部屋の中まで運ぶことにする。

 その前に、部屋の中を物色しよう。

 間取りは都会にありがちな一般的な1Kだった。玄関入ってすぐキッチンと風呂トイレの水回り。ドアを一枚隔てて8畳ほどの部屋が1つ。

 生活スペースにはシングルベッドとローテーブル。あとは、衣装ケースがあったり、化粧品類やヘアケア製品が散らかってる。よくある女の部屋だ。

 ついでにここで女の身分を確認しておく。どこの誰かわかった方が興奮するからね。

 身分証から2○歳の女であることと名前は確認できた。一応写真を撮っておく。

 更に言えば、キャバ嬢だと推測しているので勤務先の店を知りたい。

 ただ、財布やカバンの中には色んな人の名刺が乱雑に入っていて、こいつの名刺がどれなのかすぐにはわからなかった。面倒くさいので漁るのを諦めた。

 さっきからチンチンが急かしてくるしね。

 玄関に戻って女を部屋の中に運ぶことにする。

 「おし、ベッド行くぞー」
 「……」

 「ここで寝てたら体痛いやろ?」
 「……寒いっ」
 (!?)

 女が初めて言葉を発した。

 「寒いの?じゃあベッド行こうか」
 「……寒い」

 寒いとしか言わないので、ほとんど引きずるようにして部屋の奥まで運ぶ。まるで殺した遺体を隠すシーンのようだ。

 ベッドまで移動する途中で、ゲロまみれの服を脱がそうとするが「寒い」と言って頑なに脱ごうとしない。

 ベッドに到着したら、そのまま「寒い」と言いつつ布団にくるまってしまった。ゲロがついたまま。

 「うわ、ベッド終わったやん……」

 そんなに寒いなら俺が温めてあげる必要があるので、一緒に布団に入ろうとする。

 が、女は全力で布団に包まったミノムシ状態を維持しようとする。

 「ゲロついてるから服脱いだ方がいいぞ」
 俺は布団をめくろうとする
 「っ!寒い……」

 女はしきりに寒がる。俺のチンチンは熱い。

 そうしているうちに女は口を開く。

 「寒い お風呂入る」
 「ん?風呂入りたいの?」

 「寒い……お風呂」
 「……わかった」

 風呂に入りたいのであれば好都合だ。

 布団から出て、服を脱いで、ゲロをきれいにできる。おせっせ前のお清めだ。

 俺はさっそく風呂にお湯を溜め始めた。チンチンはとっくに溜まっているが。

 お風呂場周りでは、シャンプーの種類を確認したり、彼女の歯ブラシでちょっと亀頭を撫でるくらいしかしていない。

 お湯が溜まるのも5分か10分程度だろうから、すぐに彼女の入浴準備に取り掛かることにする。

 しかし、絶対に布団から出てこない。服を脱がす以前に、かけ布団を絶対に手放さない。布団を引き剥がそうとすると全力で拒んでくる。

 「寒い!」
 「だから風呂入るんだろ?」

 布団をはがそうとする。

 「寒いっ!」
 「えぇ……」

 ちなみに布団を死守する力がめっちゃ強い。無理やり布団を引っ張っても彼女ごと持ち上がってしまう感じだ。

 布団を奪い合う攻防を数ターン繰り返して、結果的に俺は彼女を風呂に入れるのを諦めた。

 「ああ、もうこのままでいいや」

 風呂に溜めてる途中だったお湯を止め、そのまま勇者の剣をぶっ刺すことにした。

 しかし、彼女はおとなしく布団に包まってはいるが、いざ掛け布団を取ろうとすると全力で拒んでくる状態だ。

 「そんなに寒いなら一緒に寝てやろう」

 布団から出たくないなら、俺が布団に入ればいいじゃない。と思い、布団の中に潜り込もうとする。

 当然拒否られる。

 ほぼ布団と彼女の体が一体化しているのでなかなか潜り込む隙間がない。

 とりあえず腕をねじ込むくらいならできるので、パンツだけ脱がしにかかる。

 本当は上着から全部脱がせたいが、衣類も布団も全て彼女の体と癒着しているので面倒臭すぎた。

 「よし、ゲロついてるからパンツだけ脱ごうかー」

 俺は、彼女の白いパンツに手をかけてずり下げようとする。

 「やだ!」

 彼女はパンツをつかみ、脱がされないないように抵抗する。

 力がめっちゃ強い。

 これ以上俺が力を入れたらパンツ破けるんじゃないかと思うくらいだ。もしくは、パンツを掴んでいる彼女の手を怪我させるか。

 なんで酔っ払いってこんなに力が強いんだろう。

 布団を引き剥がそうとすると布団を掴みに来る習性は理解していたので、「布団引き剥がしフェイント」からの「パンツずり下げ」ムーブを繰り返した。

 1〜2分の死闘のすえ、なんとか彼女のパンツを足首まで下げることに成功。

 しかし、ここまでの攻防で俺はもう体力的にも精神的にも疲れ、だんだん面倒くさくなってきていた。

 それでも、布団にくるまれてはいるが、目の前にはケツとマンコ丸出しの泥酔女がいる。

 やることはやってから帰りたい。これはもはや義務だ。このまま帰ったら性務署に怒られる。

 前戯もなにもなく、ただチンポだけ入れてさっさと帰りたい。

 とは言え、いきなりチンチンをおっ立ててもスムーズに挿入できるわけではないことはこれまでの経験で知っていた。もしマンコが全く濡れていない状態であれば、なにかしら潤滑剤てきなものが必要になる。

 ということでまずは手マンで前方確認だ。

 「それでは失礼して」

 俺は布団の隙間から腕をねじ込み、彼女のおマンマンをタッチしに行く。

 ゴソゴソ……

 (ここが脚で、ということはこの辺……おっ)

 彼女のおマンマンはヌルっとしてた!

 それが何の液でそうなっているのかはわからないが、乾燥した状態ではない。ヌルヌルだ。

 (このまま入りそう!)

 一瞬しか触ってないから、確実に入るかどうかもう一度確かめよう!次は指入れだ!

 ゴソゴソ……

 (おし、おまんまん発見!指突入します!)

 その瞬間

 ガバっ!!!

 女は逃げるようにベッドから飛び降り、驚いた表情でこちらを警戒しだした。

 今までずっと瀕死状態だったくせに、自分の足で立って動けるようになった。

 (覚醒しやがった……!)

 逃がさないよう、すぐに追い討ちをかけようと考えた。しかし、今はちゃんと自分の足で立って、目も開いている状態だ。

 このまま意識がクリアになっていけば、この後の行為も俺の顔も覚えられてしまうだろう。

 (どうする俺……)

 (クッソ……)

 俺はここで引くことにした。悔しいが戦略的撤退だ。

 「おう、じゃあゆっくり寝ろよー」

 チンチンをしまいながら彼女に挨拶を済ませ、女の部屋からずらかった。

 そのまま何事もなくエレベーターで一階へ降り、自分の家への帰路についた。

 「ムダにゲロまみれやんけ……帰って風呂入ろ」

 せっかく泥酔女がいたのに、ちょっとおっぱい揉んだのとマンコを見るくらいしか収穫がなかった。

 (失敗した……)

 帰宅した俺は、風呂に入りながら1人反省会を開いていた。

 「んー寒いから風呂に入る入らないのくだりで時間を浪費してしまった」

 「酔いつぶれててもいきなり覚醒することもある」

 「潰れてるなら潰れてるうちに速攻でトドメを刺すべきだった」

 「次似たようなシチュエーションがあったら、躊躇せず強引に力づくで仕留めよう」

 「今日くらいの酔い方ならどうせ記憶ないだろう」

 教訓:膣は熱いうちに打て

 俺は自分の甘さを猛烈に反省し、今回の経験を糧に人として成長することを誓った。

 この経験が、しばらくの間リアル妄想オナニーの良いオカズになったのはまた別のお話。

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